<<22-02 ラブホテル-2>>
海沿いを走り、小洒落たレストランを見つけた。
窓際の正方形のテーブルに案内され、角を挟んで座る・・、触れ合う足が心地よい・・
ほんとうはずっと触れていて欲しいけど、全面ガラス張りの窓が砂浜に向かい、テーブルクロスもスタンダートサイズ、この席は外から丸見えなので、そうも行かない。
道沿いの高台にあるラブホテルへ入った。
ドアを開けて・・、彼の腕を掴み・・、ねぇ、ギュッてして・・
普通の服装で、エッチの為だけに作られた部屋へ入る・・、なにかしらがゾワゾワと沸き上がる
抱き締める彼の股間が膨らみかけていることに気付き、あ、彼もゾワゾワしてるんだ・・、心はオタノシミモードに切り替わった。
玄関のドアをロックし、手を繋いで奥へ進む。
次のドアを開いたら、そこはベッドルームだった。ガラス越しに、二人並んで入れるサイズのバスタブが見える。
バスルームへ向かうらしいドアを開けたら、鏡張りの洗面台を備えた脱衣所だった。
最後のドアを開けて・・、吃驚・・! バスタブの隣にトイレがある!
見慣れた「バスユニット」とは大違い・・
トイレを隔てるすりガラスが、なにやらイヤラシイ・・、バスタブから足が見えるだろう・・、ここで・・するの?
音もニオイも隠せないはず・・
お湯を入れよう・・、お化粧、落として・・、と、眼を丸くする私を、洗面台へ押しやった。
化粧を落とす私の傍に立ち、歯を磨き顔を洗ったた彼が、私の後ろに回って抱きしめる。
化粧を落とし終え、振り向こうとしたら、より強く抱きしめられた。
このままの姿勢でいたいんだ、と悟った私は背中を預けて力を抜いた。
抱擁を解いた彼の左手が、ブラウスの上から覆いかぶせるように掌を置き、ゆっくりと揉みほぐす。
右手はお腹や腰など、届く限りを漏れなく撫でまわしてる。
鏡の中には、屈みこむように背中を丸めて耳を噛み首筋へ唇を寄せる彼を、トロンとした目で追っている私がいる。
両腕の動きが止まり、私の体から離れた。どーするの、と聞こうとしたら、手を取って洗面台を掴むよう促された。
洗面台の端に置いた両手で体を支え、腰を少し曲げた前かがみの姿勢。
後ろに立った彼は、両方の手を私のウェストに当て、マッサージみたく撫でまわしながら、お尻へと降りてゆく。
何かを探すように指が動き回る。
あー、パンティ・ラインを探ってるんだ・・・、直ぐに判るでしょ・・・
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