<<22-05 ラブホテル-5>>

脱衣所の籠に、白いタオル地のバスローブがを見つけた彼が、へぇ~・・、と呟く。


ラブホテルって、すっぱだがでいいじゃん、と言いつつ私を見る・・、だけど、脱がす喜びもあるよね、これ着ようよ!


ベッドルームに入ると彼がバッグを探ってる・・、車を降りたときから、ナニが入ってるのか、気になっていた・・


脱がす喜びも、脱がされる喜びも、どっちもアリだよね・・、これ着けてよ、さし出す彼の手には赤いTバックがあった。


そうよね、今日はデカパンしか見てないよね、あなたの好きなショーツ姿、楽しませてあげるわ・・


彼は、紐Tを着ける私を残し、脱衣所に向かった。


お湯を湛えた風呂桶を抱え、タオルと青いボトルを持って・・


さっきね、脱衣所で見つけたんだよ、君は気づかなかったかなぁ?


その青いボトル、ニベア・スキンミルクを見せながら、これ、君の全身に塗ってあげるよ、もちろんのこと、肌に合えば、だけどね。


ニベアね、それは知らないけど、クリームなら良く使っているから、きっと大丈夫よ。


で、その風呂桶はナニ?


君の足の裏をきれいにするんだよ、バスルームからここまで、床を歩いてるでしょ? そのままじゃキスしたくない!



いつだったかな、マンションの狭いバスタブで、足の指まで愛してあげたとき、君はうっとりしてた・・


あのとき、君の足はスイートスポットかも、と思ったよ。


さっきのお風呂、ドコから始めようか、と尋ねたら、君は足を振った。


あ、やっぱりスイートスポットなんだ・・、あのとき、両足の愛撫だけでイッちゃったでしょ!



確かにそうだった・・、足を振って応えたとき、そうと意識していたわけじゃないけど・・



ベッドに俯せる私の足を取り、足裏をタオルで拭う・・、それだけでいい気持ちになりかけた・・


土踏まずあたりに垂らしたスキンミルクを伸ばして、五本の指にも丁寧に摺り込む。


足の甲から踝を経て踵・・、脹脛を抱え込み前も後ろも・・、これはもう愛撫そのもの・・


膝裏を過ぎ太ももへと、バスローブの裾を少しづつ捲りながら、彼の手が上って来る。


裾を捲られるたびに、なにかしら「イケナイコト」をしてるような、奇妙な感覚が訪れる。


太ももの内側を登る手が、Tショーツの狭いクロッチの横に触れ、そうよ、そうよ、と思った瞬間に、また下ってゆく。


花芯に触れるか触れないか、絶妙の焦らしを何度か繰り返された私は、お尻を突き上げ足を開いて彼を誘う・・・


けれど、お尻の膨らみを捉えた彼の手は、山を割るように揉みながら、花芯から遠ざかった。


腰に巻き付くバスローブのベルトを解いて捲り上げ、晒した背中の真ん中に垂らしたスキンミルクを、塗り込み始めた。


その様はまるで、第一ラウンドが終わり、第二ラウンドを始めるよ、との宣言。


ウェストの窪みを抱きかかえるようにしてお腹へ、腰骨を経て、再びお尻の膨らみへ・・、紐Tの結びにも触るけど、解こうとはしない。


肩甲骨を撫で回す彼の右手が潜り込んで、あぁ、やっとおっぱい・・、と思ったら、半身にさせ、バスローブから抜いた右腕を抱え、掌を揉み始めた。


先ほどの足と同じように、五本の指から甲を経て手首、前腕、上腕、とスキンミルクを塗り込む。


左右の腕を丁寧に愛撫し終え、仰けさせた私に覆いかぶさる彼の頭を抱え、唇を合わせる・・、私が望み、私がリードするディープなキス・・


おっぱいを弄ぐる彼の手が、乳首を掠める度に快感が走る・・・


唇を離した彼が耳たぶを噛みながら囁く。


もう一か所、残ってるよね・・


あそこはね、手じゃなくて、口でしてあげる・・


きっともう、ぐちゃぐちゃだよね・・


恥ずかしい恰好をさせるよ・・


期待感を煽り、気分を高めようとする彼を抱き締めて、囁き返した。


ねぇ、縛って・・



その言葉を待っていたのか、予想してたのか、素早くバスローブのベルトを左足の膝下に巻き付けた。


両足を抱えて持ち上げ、ベルトを潜らせて、腰の下に枕を押し込む。


ベルトを引いて股間を開き、右足の膝下に巻き付ける。


あっ、と言う間に、股間を広げ秘所を突き上げた、恥ずかしい恰好、が出来上がった。


ラブジュースが染み出してるよ・・


お尻の穴が呼吸してる・・


真ん中はTの縦線に隠れてるけど、左右のシワシワは丸見え、きれいなピンクだ・・


さぁ、解こうね・・、左右の結びか解かれ、露になったウァギナを彼の口が覆う・・


やっとやっと、今日初めてのクンニ、焦らされて焦らされて、煽られ続けた期待感が、満足感に変わる。


ずずっ、じゅるじゅる、ずずっ・・、音を立ててラブジュースを吸い取り、辺りを舐め回す・・


左右の花弁を舐めた舌が、花芯に突き刺さる・・、クリトリスまで登り、また下がってゆく・・


ウァギナとの境を丁寧に舐めた舌が、その先の穴を突き、周囲を舐め回して、登り返す。


何往復かした舌がクリトリスへ戻り、彼が、体を起こして座りなおした。


さっきの続きをしてあげようね・・、ショーツに覆われてたところ、ミルクを塗り込んであげる。


二つの膨らみに挟まれた谷間、先ほどはTの縦に覆われていたところへ、ミルクを垂らし、山を割り開くように揉みこむ。


お尻の穴の左右を念入りに揉みこむが、真ん中へは触ろうとしない・・


先ほどはクロッチに覆われていた箇所、片手で花弁を伸ばし、もう一方の手が、丁寧に優しく塗り込む・・、けれども花芯へは入ってこない・・


遡る手が恥丘に達し、ひとしきり撫で廻した後、彼が体を離した。


ふぅぅぅ~、深呼吸したとき、彼の指が後ろの穴に触れた。


先ほどは素通りした穴の真中へ、ミルクを塗り込んでいる。


固く閉ざされた穴に指腹を当て、右へ左へ、上へ下へ、押し広げるように塗り込む・・


やがて指腹が指先に代わり、チョンチョンと真ん中を突いた後、にゅる、と滑り込んだ。


うっ! 思わず声が出る。


スポン、と抜け出た指が改めて、にゅる、と滑り込む・・何度か繰り返した後、にゅるにゅるにゅる、と奥まで入り込んだ。


その指が出てゆき、一呼吸おき、もう一本の指を伴って、また入って来る・・前後二つの穴に入った指の谷間が、穴の境を刺激する・・


腕全体を振動させ始めた・・、あぁぁあぁぁっっっっ・・、もう一方の手がクリトリスに触れた・・、ひぃっ・・、喘ぎ声が絶叫に変わる・・


もうダメっ・・! きて、きて、きてったらぁ~~


膝下に巻き付くベルトを手早く解いて、彼が入ってきた・・、自由になった両足を彼の腰に巻き付け、抱き締めて叫ぶ・・、動いちゃダメ・・、動かないで・・、


波が去り力が抜けた私の上で彼が動き出す・・、その動きでまた波が立ち始め・・、彼も爆発した。