<<18-01 ココじゃ嫌>>

ある土曜の朝、目覚めると、彼が朝食を作っていた。


そっと近づき、料理の邪魔にならないタイミングを見計らって、後ろから抱き着いた。


長い間、ゴメンね・・実はここ10日余り、体調を崩していた。前半の数日は女の子の週と重なり、初めて憂鬱感とか倦怠感とかを味わった。


その間、彼は「1mルール」を厳守(笑)し、距離を取る私に近づこうとはしなかった。


ひとつしかないセミダブルのソファベッドに私を寝かせ、彼は床で毛布に包まっていた・・、彼は私フェチ・・


もう大丈夫、あなたのおかげ・・、股間へ手を伸ばすと・・、大きくなり始めていた。


ねぇ、これちょうだい・・、彼の前にしゃがみ込み、部屋着のズボンごとパンツを引き下ろした。


唇を寄せると、もう口には入らないサイズ、竿を握り緊めて、亀頭に噛みつき舐める・・


竿を握った手を前後させると、あっけないほど早く爆発した・・、大量の噴出物を伴って・・、10日分だもんね・・


咥内いっぱいに広がる、彼からの捧げものを飲み干し、小さくなってゆくぼうやを追いかける・・幾度繰り返しても、この瞬間は大きな楽しみ・・


ズボンとパンツを引き上げながらしゃがみ込む彼が、抱き締めてひとこと、ありがと・・、この言葉を聞くのも喜びのひとつ。


今日は元気よ、楽しみましょ・・



彼は料理に戻り、私は食卓のイスに座って、彼を見つめる。


食後のまったりした時間は、この後のオタノシミの前奏曲・・、どちらからともなく、お風呂へ・・


この10日間、別々にシャワーを浴び、汗を流しただけだった。



バスタブの中で向かい合う彼が、つま先から脹脛までを、丁寧に洗ってくれた。


土踏まずへ唇を寄せ、噛みついた。つま先まで頬擦りし、五本の指それぞれへのフィラチオ・・


立てる? と問われ、なんとか立ち上がった私の、膝から太もも、その付け根までを、泡だらけの両手が何度も往復する。


その手を恥丘に合わせ、伸びたね・・、10日分・・、ツルツルにしようね・・、シェーバーが動く。


IとOには、この姿勢じゃ届かないよ・・、あっちを向いて、お尻を突き出して・・、動かない私を心配するように頭を上げる彼。


眼を合わせ、小さく首を振る・・、立ち上がった彼が怪訝な声で、どーしたの? ツルツルが嫌なの?


重ねて首を振り、囁くように言う・・、ココじゃ嫌・・、その一言で全てが伝わった。


明るい声で、判った、じゃ他のところ、洗いっこしようよ、君は未だ、ぼくを洗ってくれてないよ、と彼。


微笑みながら唇を重ね、泡塗れの体を擦りつけ、じゃれあうように、互いの体を弄る。


上がろうか・・、手速く体を拭った彼が、先に出た。


私は・・、短いキャミと紐Tを纏い、ゆっくりとベッドに向かった。