<<01-03 祭りの装束>>

そろそろ上がろうか・・・


パンツとシャツだけを身に着けた彼を脱衣所から追い出し、彼のための身繕いを始めた。


さっき絞り出してあげたけど、満足してはいないはず。


私もそう・・・未だ秘所には触れられていない・・・


ガーターベルトを巻き、横ひもショーツ着ける。


ストッキングは無くテープが揺れているだけの、殆ど無意味なガーターベルト。


彼が大好きな景色、最初は言われるままに纏っていたが、いまでは、ショーツの下で揺れるクリップが心地よくなっている。


そのショーツの紐は、数時間後もしないうちに解かれるはず。


スリップを纏い、大きめのネグリを被って、彼のための装いを隠す。


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素っ裸なら、お風呂で十分、いつも堪能させてもらってる。


でもね、君の下着姿が見たい、見せて欲しい。できれば、ちょっとエッチな下着ね!


これ着けてくれないかなぁ・・誕生日のプレゼントは、細やかな刺繍で飾られた下着セットだった。


包みを解き、初めてのガーターベルトを手にして固まる私に、微笑む彼が纏わせてくれた。


恥じらう私を立たせ、少し離れたところから、全身を見つめる彼。


前から後ろから、右から左から、舐めるような視線が突き刺さる。


「素っ裸ならお風呂で十分」との意味が判った!


お風呂でのじゃれあいより、ずっとずっと恥ずかしい。


多少なりとも布地に覆われているのに・・・


彼の坊やはそそり立ち、私の秘所も熱を帯びはじめた。


やがて、恥ずかしいとの思いは消え去り、見られることで、快感が湧くと知った。


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いつしか、彼のための装いは、彼と私、二人だけの祭りの装束になった。