<<01-04 クンニグリス>>

先にバスルームを出た彼が、紅茶を用意している。


「そんなもの飲んだら眠れないよぉ~、、」


「その方がいい、眠って欲しくないね。」


他愛もなく交わす言葉は、さっきの続きを、とのサイン。


今宵は十五夜、カーテンを開け放した窓から、青白い光が射し込んでいる。


この部屋から見える範囲に、他の窓は無く、高いビルも無い。


覗かれる心配も無い窓際のソファに並び、半身を彼に預ける。


彼の左手が肩を抱き、私の右手は彼の左太もも、肘が坊やに触っている。


カップを口元に寄せ、飲まそうとしてくれるが・・巧くできない・・


体を離した彼がお茶を口に含み、私に覆いかぶさるようにして、閉じた唇を半開きの唇の間に挿し込む。


彼が唇を開くと、お茶が私の口に流れ込んだ。そのままディープなキスが始まる。


次は私が彼に・・お茶を挟んだディープキスの応酬を繰り返した後、彼が囁く。


「ねっ、しよっ! ネグリの下が気になって気になって・・・見せてくれるよね?」


ソファを倒したベッドに、お姫様抱っこで寝かされた。


手足を投げ出して仰向けになり、眼を閉じて、全てを彼に委ねる。


前開きネグリのボタンをゆっくり外し、デコラティブな下着を纏う肢体を、ゆっくりと曝け出してゆく。


満月の光を浴びる全身を、舐めるように見つめる彼の視線を感じる。


見て、見て、よぉ~く見て、私の全てはあなたのもの・・見られている、そのことだけで体の芯が疼く。


やがて、俯せて、との声。


彼は私の後ろ姿が大好きだ。


髪を撫でた手が、スリップの上を滑る。


腰の窪みで少しだけ微睡んだその手が、お尻の膨らみに被さり、暫く揉み砕いた後、更に下ってゆく。


スリップの端に辿き、その先は素肌、と思ったら彼が姿勢を変え、その素肌に唇を当てた。


太ももから膝の裏を経て、ふくらはぎへと舌が動く。


反対の足を舌が登ってくる。


スリップを捲りながら、更に登る舌がパンティラインに達し、強く吸われる痛みを感じる。


太ももの裏側にあった唇が内側へずれ、私は足を開いて、更にその奥へと誘う。


体を起こした彼が、スリップを捲り上げた。ガーターベルトが巻き付く、ショーツに包まれたお尻を眺めているはず。


フルバックのように見えるけれど、左右に被りがあるタンガ。


フレアのような被りに潜り込んだ手が、両の膨らみを鷲掴みして左右に広げ、タンガの細いラインが谷間に食い込む



そのままひっくり返され仰向けになった私のスリップは捲れ上り、小さな布切れに覆われた恥丘が曝け出されている


ガーターベルトのテープを玩びながら両肘をついて頭を下げ、その恥丘に頬ずりし、パンティラインに沿って舐め回し始めた


大きく足を開かせ、ふとももの付け根を執拗に舐め回す


そのパンティラインは、細いクロッチのライン


やがてショーツの上から恥丘を頬張り、チョンチョンと突く舌が、クリトリスに触れた


あぁっ、思わず漏らした声が引き金になったのか、そのままの姿勢で左右の紐を引く


覆うものが亡くなった茂みに唇を埋め、舌先でクリトリスを突く


こうされることが大好きだと、判っている彼は、同じリズムで突きながら、ときどき舐め上げる


やがて絶頂がやってきた・・・彼の頭を押し下げ、震える太ももで挟み付ける