<<20-02 告白>>

ねぇ、予行演習しましょ・・、購入手続きを終えた私は、すっかりソノ気になっていた。


あのビーズ、入れてあげる・・どこに置いたの?


問いただす私を見る彼の表情は、嬉しそうに微笑んでいた。


そこの本棚、前側のスライド棚を右に寄せて・・、二段目の奥・・、木箱の中・・


見つけた・・、箱の中には、アナルビーズとイチジク浣腸があった。


使用する前には直腸を洗うんでしょ・・、コレも予行演習ね・・、でも、どーやって使うんだろ・・?


説明書を読もうとしたら・・、教えてあげる・・、と彼。


んっ・・? 教えてあげる・・?、その一言に突っかかる・・、知ってるの? 誰かにしてあげたの? 誰かにしてもらったの?


不信と不安を隠せない私に、彼が話し始めた。



何年か前に「鼠径ヘルニア」の手術を受けたんだよ。


三泊四日の入院、術着の下は、パンツ無しのスッポンポン。


そのときにね、ココの毛をバリカンで除毛・・、晒したままのチンチンを、看護婦が摘まんで、アッチへコッチへ・・


恥ずかしいとも思わなかったし、大きくもならなかった。


でね、手術当日の朝、浣腸・・こんなんじゃなくて、大きな注射器みたいなヤツ・・


横向きに寝て、膝を抱えてください・・てね・・


曝け出した尻の膨らみを割るようにして、後ろの穴に射し込まれたとき、ゾクっ・・、薬液が入ってくると更に、ゾクっ、ゾクっ・・


チンチンは変化しなかったけど、あの感覚は、性的なモノ・・、ケツの穴で感じるって、俺はヘンタイさんか? って思ったよ。



退院して暫くの間、切ったところが痛くて、なんとか歩けるだけ、他のコトはなにも考えられなかった。


傷口が癒えて、あのときの感覚を思い出した・・、ネットを彷徨って・・


オトコもオンナも、後ろの穴も性感帯のひとつ、そこで感じることは、極めて当たり前、ヘンなコトじゃない、と判ってひと安心。


更に彷徨って、前立腺のハナシに辿り着いた・・、君に話したウンチクは、その受け売り・・


さっき君が見つけた"道具"も、そのときから知っていた。


だけどさ、ほら、胴長短足だけじゃなく腕も短いからね、自分では操れそうになくて・・


さっき、君があの"道具"を買う、って言い始めたとき、ほんとはね・・、嬉しくて、嬉しくて、、、



あ―っ、さっきのアレは、覚悟じゃなく歓喜だったのか!



彼の告白(?)を聞く私は、これで二人の主従関係(??)はキマリね・・、と思い始めていた。


私は彼の女神、彼を喜ばせ満足させ、私から離れられないように・・、女神の本性に火が付いた・・


いつだったか、私を離さない、と言ってくれたけど・・、ハナシは逆よ、離れたくても離れられないように、してあげる・・