<<19-01 私の指が・・入ってゆく>>

背中を撫で回す泡塗れの手がお尻に至り、膨らみを堪能した手が、谷間に沿って股間へ滑り込む。


後ろから突き出た手が、いつものように恥丘を洗い、ゆっくりと引き抜かれて・・・


触らせてくれてありがとう・・感じてる? 感じてくれてもっとありがとう・・嬉しいよ・・


そう囁きながら、昨日は触れただけで素通りした手が、今日は、後ろの穴で留まり、優しくマッサージしている。


大きくなった坊やを握り緊めたまま、後ろの穴への愛撫を受ける。私はこれを望んでいた、と実感し、秘所が熱を持ち始めた



実は・・もうひとつ・・お願いがある・・今度はね、君にして欲しいコト、なんだ・・・


ぼくの後ろを触って欲しい・・いま、君にしてあげているように・・



いいわ、してあげる



彼の横に立ち、左手で坊やを握ったまま、右手をお尻に伸ばし、谷間に沿って下げてゆく。


それらしき場所に辿り着き、優しくマッサージする・・、どお? ここでいいの?


肩を抱く腕に力が入り、少し足を開いて・・、ゆっくり、入れて・・


彼がしてくれたように、出したり入れたり・・この姿勢では指先だけ・・


暫くそうしていたら、体を離した彼が・・、上がろう、続きはベッドで・・



手早く体をぬぐい、いつもの衣装を纏いもせずに、ベッドへ直行した。


横たわる彼に覆いかぶさってキス、大きいままの坊やを握り緊めた


続きはベッドで・・ってなんだろう? 興味津々で彼の言葉を待つ。


「オトコにはね、性を司る前立腺っていう器官があるんだよ」


「ソレをマッサージすると、とてつもない快感が生まれる、と言われてる」


「でも、ソレはいま君が握っているモノの、ずっと奥にあるんだ」


「だから、お尻の穴からしか触れない・・」


「前立腺はね、お腹の側にあるんだよ」


・・ん?・・ん?・・


「さっきは背中側から入れたでしょ、だから、指を曲げても・・」


・・ふむふむ、判ってきたぞ!・・


「このままの姿勢で入れて、指を曲げると・・」


仰向けになった彼の足を開き、左手で玉が入った袋を持ち上げる。


露になったその場所は、初めて目にする彼の穴。


手を伸ばし指先で触れたとき・・


「ダメダメ、君のそこは上から垂れるラブジュースで少しは潤うけれど、ぼくには全くないんだよ」


「ほら、そこにある馬油を使って、君にしてあげたように・・ね」


馬油を掬った右手中指をそこに当て、ゆっくりと撫でまわす。


固く閉ざされている穴の中心を突いていると、吸い込まれるように指が入った。


うっ、あっ、もっと奥まで・・、呻くように訴える彼。


私もそうしたい、と思うが、お尻が邪魔してその先へは進めない・・、すると彼が、抜いて・・


もう終わり? と思ったとき、くるっと俯せた彼が、四つん這いなって足を開きお尻を突き出した。


これは馴染みのスタイル、後から彼を受け入れるときの、私の姿勢。


言葉を重ねなくても、彼がして欲しいコトは、直ぐに判った。


改めて馬油を掬い、彼の穴に塗りたくる。


左手で長い彼の坊やを握り、右手で玉が入った袋の周辺を油まみれにしつつ、穴への愛撫は欠かさない。


すると、彼の息が荒くなり、穴が膨らんだり窄んだりし始めた、あ、後ろの穴が呼吸してる・・リズムに合わせて突いてると、指先が吸い込まれた。


そのまま根元まで一気に押し込む。


指を曲げたり伸ばしたり、いろいろい試すが、変わったモノはなにも無い。出したり入れたりしても、大きな違いはない。


暫くそうしていたら、身をよじって離れた彼に、振り向きざま押し倒された。唇をふさがれ、彼の手が、股間に潜り込む。こんな荒々しい行為は、彼らしくない・・戸惑っていると・・


うれしいな・・、彼が囁く。


ぼくの後ろを触るあいだ、君も感じてくれてたんだ。


荒々しく思えたのは最初だけ、彼の手は、グチャグチャになった私の秘所に被さって、止まっている。


そこの状態を確認したかったようだ。


いつのころかかはっきりしないけど、初めて目にする彼のあちこちを愛撫するうちに、気分が高まり、そこがグチャグチャになりつつあると判っていた。


いつもなら「彼にされる」ことでそうなるのに、今日は「彼にする」ことでそうなった。これもまた、初めての体験。


そう・・みたい・・、ねぇ・・未だ中途半端でしょ・・もっとしてあげる、・・ううん、もっとさせて!


最初からやり直しましょ、ウォシュレットしてらっしゃい!