ベーコンとコーヒーの香り・・素っ裸でエプロンを着けた彼が、朝食を作っていた。
「オハヨ! 顔を洗ってウォシュレットしておいで、あ、スリップだけね!」
このマンションでの食事は全て彼の手作り、私の出番は無い!
窓際のソファは未だベッド状態、端っこに並んで座り、朝の陽光を浴びながら、彼が話し始めた。
「もうひとつ、君に受け入れて欲しいことが、ある・・」
「今度は謀なし・・はっきり言うよ・・、君の後ろの穴、お尻の穴に指を入れたい・・」
私の手を取り真剣な表情で語る、そのハナシは、なんとなく予想していた。
「・・それって・・」
何時か何処かの女性誌で目にしたことがあるが、その時には、無縁なモノガタリと思った。
けれども昨夜、後ろの穴を丁寧に愛され、初めての快感に溢れたとき、もっと先があるはず・・と・・その言葉を思い出していた。
意識せずともアタマの片隅にあったのか・・? 私はそれを、心の奥底で、望んでいる・・? 恐る恐る、その言葉を口に出す・・
「・・それって・・アナル・セックス・・?」
「おおきくなったぼくのチンチン、君の口にも入りきらないでしょ、後ろの穴にはとても無理、そんなことは考えていないよ」
「ほんとに・・指だけ? それだけでいいの? それだけで嬉しいの?」
私の親指を咥え、ひとしきり舐め回して言う。
「ぼくの口の中に指を入れて・・感じるでしょ?」
「今度はほら、ぼくの指を咥えてごらん」
さし出す彼の手を取って、人差し指を咥えた。自然とフィラチオのような動き・・
「ね、指を咥えても、咥えられても、良い気持ち、感じるでしょ」
「後ろの穴もきっとそーだと思うよ。指だけでもね、入れる側も、入れられる側も、きっと感じるよ」
「君を傷つけるつもりは無い、こころもからだも、絶対に傷つけはしない」
「お尻の穴をもっともっと愛したい、今度は指で愛したいけど、君が嫌がることはしない」
「・・・いいわ・・・あなたの好きなようにして・・・させてあげる・・・」
「でもね、でもね、痛いのは嫌、・・あんなところに指を入れられたら・・」
痛くなんかしないよ、ほら、これ、と見せた小瓶には『馬油』とあった。
「じゃあ始めよう!」
「ちよちょちょっと、待って、朝の9時よ!、いまから?」
お姫様抱っこする彼にあがらう。
「いまね、お尻の穴をどうして愛するか、話したよね」
「君はそれを受け入れてくれた・・嫌々じゃないよね、むしろ・・」
「あそこは、きっと、潤い始めていると思う。だから、いま、なんだよ」
「じゃあね、賭けをしようよ・・君のあそこが潤っていたら始めよう、乾いていたら今夜迄お預け、どう?」
興味と関心が、全くない訳じゃない・・この賭けは負けると判っていた。
先ほど親指を咥えられたころから、秘所が熱くなり始めていた・・
仰向けさせた私に唇を重ね、手を股間に伸ばし、掌で全てを覆う。
耳たぶを噛みながら、ほらね、と囁く。
左を下にして横臥させ、首筋から肩へと唇を這わせ、後ろからおっぱいを弄る。
おっぱいを離れた手が、腰の窪みを経て昨夜から着けっぱなしのガーターベルトへ辿り着いたとき、彼が体の向きを変えた。
なにが始まるのか、およそ予想でき・・・なんと私は、そのことへの期待に溢れていた
お尻の膨らみを揉み砕きながら、右足の膝を取って体に引き付けた。
初めての姿勢だけど、秘所は剥き出しになっているはず・・しかもこの時間、その場所は陽の光を浴びている
ガーターベルトに沿って舐めていた舌が離れ、伸ばした右足太ももの内側、膝近くに移動した
そこから、ぺろぺろと舐め廻しながら登ってくる・・やがて、太ももの付け根からウァギナへ・・
ジュルジュルと音を立ててラブジュースを吸い取り、そのまま後ろの穴へずれ、舌で塗り付けた。
「凄い量だけと、これだけじゃ、きっと痛いよね」
あぁ、彼の指が入ってくるんだ・・・、その言葉で更に期待が募る
冷やりとした何かが塗り付けられた。あの馬油!
初めて後の穴に触る指が、周囲に馬油を塗り込んでいる。
固く閉ざされている穴の周囲を、指腹で揉みほぐすように押したり撫でたり、ときどき真ん中を掠めるが、無理に突っ込もうとはしない。
初めての箇所を押し広げられて・・痛みも不快感もなく、ゾワゾワと未知の感覚が沸き上がる。
周囲を彷徨っていた指が真ん中に触れ始め、外側から内側へ、内側から外側へと、丁寧なマッサージが続く。
やがて、ゾワゾワとした感覚が、なんとはなしに心地良くなり始めた。
口づけして愛されるときとは異質な、快感未満の心地良さ。
・・ねぇ、、その指を、、もう焦らさないで、、・・いつの間にか私は、彼の指が入ってくることを、熱望していた。
焦らすようなマッサージが暫く続いた後、やっと指の動きが真ん中に集中し、指腹から指先に変わった。
穴が呼吸している、と自分でも判る。膨らんでは萎む、そのリズムに合わせて押し引きしていた指が、ちゅる、と滑り込んだ。
「うっ」
待ち望んだその時、思わず声が出るが痛みはない。次のリズムに合わせて、スポン、と出てゆく。
ちゅる、スポン、ちゅる、スポン、指先だけのはずだが、その出入りの都度、不思議な快感が訪れ、しだいに声が大きくなる。
出入りする指先が、右へ左へ上へ下へと、力の向きを変えながら、穴を広げるかのようにマッサージを繰り返す。
指の出入りが途切れた、と思ったら、大量の馬油が中心に塗られ、第二ラウンドが始まった。
リズムに合わせて滑り込んだ指先が、次のリズムで出てゆかず、その次のリズムでさらに深く押し込まれ、一気に引き出される。
ちゅる、ちゅる、スポ~~~ン、ちゅる、ちゅる、スポ~~~ン。
押し込まれるときの快感と、引き出されるときの快感、全く異質な快感の大波が、行きつ戻りつ襲い掛かる。
何度か繰り返した後、指の全長が押し込まれ、動きが停まった。
ゆっくりと引き出された指が離れ、もう終わりなの? と思った瞬間、お腹に当てられていた左手が動き始めた。
既にクリトリスに達していた指が、やさしく突く。後ろに集中していた意識が、前に引き戻される。
「あっ~~~、ぁっ、ぁっ」
するとまた、右手が動き始める。後の穴に入ってきた指が何度か往復した後一瞬止まり、別の指が、前の穴に入ってきた。
二つの穴それぞれに指が挿し込まれ、二本の指が穴の境の壁を挟んでいる。右手全体を細かく振動させ始めた。
二本の指が、何度も引き出されてはまた深く押し込まれ、その間もクリトリスへの刺激は止まらない。
味わったことが無い強烈な快感に襲われ、悲鳴に近い声が出る。
押しのけるように背中を突くと、体を離した彼が向きを変え、そのままの姿勢で入ってきた。
横向きで開く私の右足を抱え込み、両足で上半身を挟んで、股間と股間を擦り合わせるような姿勢。
いつもとは違う角度で入った坊やが、いつもとは違う場所を、刺激する。彼が動き出すと、初めての快感に貫かれた。
大きな声で呻く私のおっぱいを、鷲掴みして揉み砕く。
「!!!うっぅ~~!!!、あっぁ~~~!!!、!!!ん~~ん~~ん~~ん~~!!!」
言葉にならない叫び声の中、彼が爆発した