<<08-01 オタノシミ>>

ねぇ、、ソファに並んで座り、切り出したのは、私。


ねぇ、お願いがあるの、、、


ふつーにはとんでもないお願い、、、ドン引きされたら、どーしよう・・と心配しつつ、思い切って切り出した。


"ちょっと"の日、あなたに抱かれて眠るの、大好き。あなたの掌、暖かくて・・・あなたの優しさに感謝してる・・・


でもね、私、"ちょっと"のとき、妙にムラムラすることがあるの。


そんなとき、あなたの坊やを咥えて、、、あれはね、そうしたい、と思ってのコトよ。


私がそうしたいと思い、そのことで、あなたが喜んでくれる。これほどの幸せは、他にないでしょ。


だけど・・やはり物足りない・・私にも・・して・・



これ、なんだか判る? 


そう、タンポン・・、ねぇ、これを入れて・・、自分で入れるのは・・怖い、、


これを入れて、触って・・、とんでもないお願いと、判ってのコト、恥ずかしくて、彼の顔が見られない・・


俯いて、彼の肩口に頭を着け、震える私。ギュッと抱き締めてくれた。


入れてあげる、でも、些か恥ずかしい恰好をさせるよ、間違えて後ろの穴に入れないよう、ちゃんと確認しなくちゃね!


ちゃんと確認? 二つの穴を見るの? とんでもないお願いが、とんでもない事態を招くかも・・だけど、もう後戻りはできない・・


返事などできず、眼を閉じ固まる私の横で、封を切り、箱を開け・・、どーやら、説明書を読んでいるらしい。



ソファに横たえた私の腰を曲げさせ、両足を抱え込ませて、スカートを捲る。


顕わになったお尻は、サニタリ―ショーツに包まれている。


いつもと同じような愛撫、後ろから丁寧に優しく撫で廻されているうちに、気持ちが高ぶる。


ふつーには在り得ないコトが、いつものエッチに付け加えられた、新しい「アラカルト」みたいに思えてきた。


太ももの裏を撫で、内側を撫で、パンティラインに沿って動く手が、ときどきナプキンを掠める。



腰の窪みに指先を入れ、ショーツを引き下ろす・・


深履きで締め付けるサニタリーショーツ、おそらく、彼が手掛けたショーツの中で、最も手強かったはず。


ナプキンが股間を離れる・・、今日はもう、多くは無く、しかも数時間前に交換したばかり・・


太ももあたりまで引き下ろされ、秘所が露に・・・彼は二つの穴を「確認」してる・・・そう思ったとき、前の穴になにかが当てられ、押し込まれた・・


ショーツをそのままにし、スカートだけ整えて、彼にしがみつく。お願い、軽蔑しないで、嫌いにならないで・・



ね、君、チクチクしてるんじゃないの?


唐突な話題に、ドギマギ・・・体を離して顔を上げる・・・


ツルツルにしてもらったあの日から数日、この"ちょっと"の始めころまで、確かにチクチクしてた。


今はもう、意識するほどの、チクチク感はない。


そのとき、これは彼の優しさだ、と気づいた!


タンポン挿入の一件から、話題を逸らそうとしてくれている・・、ありがとう、その手に乗らせてもらうわ!


そーなの、ツルツルにされたときは良かったけど、翌々日くらいからチクチクして、ねぇ、どーしてくれるの?


微笑む彼の言葉は、期待していたとおりだった。


お風呂へ行こっ、もう一度、ツルツルにしてあげる。


あの先輩が言ったとおり、オタノシミが、ひとつ増えた。