<<11-01 蘇る感覚>>

二日置きか三日置きとなった「オタノシミ」、今ではお風呂のルーチンワークとなった。


バスタブに腰掛け、開いた股間に座り込む彼に、恥丘を突き出す。


シェービングクリームを塗り込み、バスタブに浸したシェーバーをひと振りして、ジョリッ、ジョリッ・・


この姿勢では、いわゆる「IとO」に届かない・・私たちが辿り着いた姿勢は、猥褻そのものだった。


彼にお尻を向け、足を大きく開いて腰を曲げると、その部分が曝け出される。


ツルツルにしたその場所に、その姿勢のままで唇を寄せ、舐められると・・立ちクンニどころではない快感が訪れる。


堪らずに腰を落とし、彼にしがみつく。


けれど、けれど、、、初めてのときの、あの「貫くような快感」は無い。



あのとき私を貫いた快感は、どこから来たの・・?


そう思うとき、恥ずかしい恰好で縛られた、あの記憶が蘇る。


常日頃ナニをするにしても、私の返事を待つ彼が、あのときは、戸惑う私を一方的に・・


不思議なことに、嫌悪感や拒否感など全く無く、苦痛でさえ無かった。


いつの間にか、羞恥心も薄れ、快感に貫かれて幸福感と満足感に溢れていた。


あのとき、彼がしてくれた様々は勿論だけど、縛られた姿勢そのものが、忘れられない。


太ももに食い込むベルトの感触が、固定された足を動かそうとして更に食い込むあの感触が、鮮やかに蘇る。


ねぇ、縛って、、そう言いたい、、けれど、彼の反応が怖い、、