<<12-01 縛って・・>>
フルコースが始まりかけていた。
耳たぶを噛み首筋にキスする彼を、抱き締め、動きを止めた。
彼の耳に口を寄せ、小さく呟く・・・ねぇ、縛って・・・
驚いて体を離そうとする彼に、しがみつき、固く目を閉じて祈っていた・・嫌いにならないで・・
耳元で彼が囁く・・あのときみたいに?
只々肯くしかできない私に・・判った、ちょっと待ってね、と彼。
ベッドを離れてゴソゴソしてた彼が戻ってきた。
私の肩に腕を廻し、体を起こして、横座りさせる。
恥ずかしくて、眼が開けられず、俯くだけの私に、彼が囁く。
目隠ししてあげるね・・・、タオルを被せ、頭の後ろで結ぶ。
手を取って後ろに回し、腰のあたりで交差させ、ナニかで縛られた。この感触は・・私のパンスト!
彼が体を離した・・体温を感じる距離、すぐ傍にいる、と判った瞬間、猛烈な羞恥心に襲われた。
卑猥な眼で私を見ている! 刺すような視線を感じ、羞恥心が煽られる!
そのとき、これまでの全ては、見せてあげる/見て欲しい、だったと気づいた。
下着を纏ってのそれは勿論、立ちクンニ前の全裸でさえ、なにかしらのポーズを取っていた。
ちょっとした手の動き、体の傾きさえ、意図してはいないものの、彼の反応、表情や素振りを読み取ってのことだった。
でも、コレは違う!
自由にならない体を「見られている」のだ。
ねぇ、ねぇ、ねぇ、、譫言のような声が漏れる。体が震え、よだれが垂れ始めたが、拭う術は無い。
そのとき、抱き締められ、唇を覆われた。
なにもできない私は、彼の舌を吸い出し、噛みつく・・
やがて体中の力が抜け、ただ縋り付くしかない私を、そっと仰向けさせ・・恥ずかしい恰好をさせるよ・・
その囁きに、ぞくっ、としたが、それは嫌悪感や恐怖感ではなく、彼がしてくれることへの、期待感だった。
左足のひざ下あたりにベルトを巻き付け、縛られた。
両足を抱えて腰を曲げさせ、枕を差し込み、背中の下を潜らせたベルトを、右足に巻き付ける。
ベルトを引き絞り、膝がおっぱいにくっつくほどに開脚させて、縛る。
きつくないか? おっぱいを玩びながら、耳元で囁く。
首を横に振って応える私の姿勢・・・短いキャミはめくれ上がり、小さなTバックで隠された股間を、天井に向け晒している。
股間へ移動した彼が、足を撫で始めた。強くでも弱くでもなく、絶妙なタッチで、脹脛をから太ももに至り、また下がってゆく。
エッチだねぇ・・この姿勢で・・感じてるんだ・・ラブジュースが湧き出ている・・ショーツに滲んでるよ・・
羞恥心を煽るその声が股間に近づき・・足の付け根あたりに、強く吸われる痛みを感じた。
着けたままのTバック、ライン沿いに舌が動いて・・・
やっと、やっと、狭いクロッチに頬刷りし、恥丘の辺りを甘噛みしながら、両サイドの結びを解く。
覆うものがなにもない、ツルツルの秘所に口づけて舐め回し、溢れるラブジュースを、音を立てて吸い込む・・・
その後は、、、覚えていない、、、
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